浄覚寺について

浄覚寺縁起

旧本堂 1845(弘化2)年上棟

大内氏の臣、飯田重頼・幸松丸父子封ぜられて安楽平城主となるや、山陰に住し、念仏に帰依せし僧官山(元武士にて鬼倉筑前守龍久)を招聘し、昌法山正覚寺(和銅二年・709年開基)を再興せしむ。

(中略)

永正十六(1519)年四月、本願寺に属し、蓮如上人親筆の六字名号を以って本尊とし淨覚寺、又は鬼倉官山坊と呼称す。世襲となるを以って血脈の祖となす。

(続風土記より)

瑞華山淨覚寺は永正16(1519)年に開基した、浄土真宗本願寺派(西本願寺)に属する寺院です。
福岡市早良区重留の地で、室町時代から約500年、多くの門信徒に支えられながらお念仏(南無阿弥陀仏)のみ教えを受け継いでおります。

報恩講法要、永代経法要、春秋彼岸法要、盂蘭盆法要などのほか、法話会やお晨朝(早朝の法要)等の常例法座、お釈迦さまの誕生日をお祝いするはなまつり、キッズ向けのイベント、ヨガ等のカルチャー教室などを開催しており、今までなかなかお寺にご縁がなかった方でも気軽に集える開かれたお寺を目指しています。

境内には二棟の納骨堂(法音廟、摂縁廟)に加え、永代納骨墓(染香廟)も備えております。また結婚式、初参式、葬儀、その他あらゆる仏様のご縁がありますので、お気軽にご相談ください。

境内のご案内

  • 本堂(2F)

    本堂

    2階の本堂は純和風の厳かな荘厳で、騒々しい日々を送る私たちに、一時の安らかで平穏な心持ちを与えてくれます。本堂では恒例法要が営まれるほか、平常時にもご参拝いただけます。

    1845(弘化2)年の上棟以来、160年余り風雨に耐え続け、念仏の香りが染みついた旧本堂を、老朽化の為解体。2011(平成23年)に、時代に即応した聞法の場として新たに建立されました。

    • 本堂
    • 本堂
    • 本堂
  • 第2本堂 門徒会館(1F)

    本堂

    1階は、第二本堂(門徒会館)になります。
    法要や法事時のお斎(お食事)の場、結婚式、葬儀、ヨガ教室、演奏会など、多目的に活用されています。

    • 本堂
    • 本堂
    • 本堂
  • その他

    • 毎日、夕べの訪れを知らせる鐘楼の鐘。
      大晦日には大勢のかたが除夜の鐘をつきに来られます。

    • 1階入り口では、お釈迦様の生涯を一枚に描いた
      壮大な絵画が皆さんをお迎えします。

    • 休憩スペース

    • エレベーター

    • 会議室・控室

    • 厨房

    • バリアフリー対応で、足の不自由な方でも
      安心してお参りいただけます。

    • 多目的トイレには、オムツ替えシートも備えています。

浄土真宗の教章 −私の歩む道−

  • 宗名
    浄土真宗
  • 宗祖
    (ご開山)
    親鸞聖人
    ご誕生1173年5月21日(承安3年4月1日)
    ご往生1263年1月16日(弘長2年11月28日)
  • 宗派
    浄土真宗本願寺派
  • 本山
    龍谷山本願寺(西本願寺)
  • 本尊
    阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)
  • 聖典
    ●釈迦如来が説かれた「浄土三部経」
    『仏説無量寿経』『仏説観無量寿経』『仏説阿弥陀経』
    ●宗祖親鸞聖人が著述された主な聖教
    『正信念仏偈』(『教行信証』行巻末の偈文)
    『浄土和讃』『高僧和讃』『正像末和讃』
    ●中興の祖 蓮如上人のお手紙
    『御文章』
  • 教義
    阿弥陀如来の本願力によって信心をめぐまれ、念仏を申す人生を歩み、この世の縁が尽きるとき浄土に生まれて仏となり、迷いの世に還って人々を教化(きょうけ)する。
  • 生活
    親鸞聖人の教えにみちびかれて、阿弥陀如来のみ心を聞き、念仏を称えつつ、つねにわが身をふりかえり、慚愧(ざんぎ)と歓喜(かんぎ)のうちに、現世祈祷(きとう)などにたよることなく、御恩報謝(ごおんほうしゃ)の生活を送る。
  • 宗門
    この宗門は、親鸞聖人の教えを仰ぎ、念仏を申す人々の集う同朋(どうぼう)教団であり、人々に阿弥陀如来の智慧(ちえ)と慈悲(じひ)を伝える教団である。それによって、自他ともに心豊かに生きることのできる社会の実現に貢献する。

アクセス

〒811-1101 福岡県福岡市早良区重留5丁目3−8
お問い合わせ TEL.092-804-2828

「お車」でお越しの場合
福岡都市高速道路『野芥インター』より国道263号線を南へ10分
『重留』信号より左折~100m程
「西鉄バス」でお越しの場合
「早良営業所」方面にて、『重留』バス停下車~徒歩2分